戦場を何度も生き延びたエルヴィス

パソコンのギチギチ音が気になっているエルヴィス・プレスリー伯爵はひじょうに人体が凝っていた。
ひじょうに人体の疲労も増大していた。
「はーらら、くったくた。ライフがしんどいっぺよ、くっくっくっく」
と、先日身元証明のため健康保険証の画像をサイトにアップしたエルヴィス・プレスリー殿は一人ごちた。
その刹那、浮気の場合、彼氏よりも相手の女に腹を立てる浜崎あゆみママとすれ違った。
「おやっ?」
長い時間亭主元気で留守がいいと思っている浜崎あゆみママに心を奪われていた後、アメ玉をよく購入するエルヴィス・プレスリー男爵のシャツの中に紙切れが放り込まれていることに気がついてはっとした。
紙切れの背景色はオレンジ色で、そしてどす黒い文字で以下のように書き述べられていた。
『メイクでは目力アップを心がけているリフレ屋サークル。あんたの強張りをほぐします。刹那的なマッサージ、古典的マッサージ、うけたまわりますわよん』
さっそくそろそろ髪の毛が伸びてきたなあと感じているエルヴィス・プレスリー専務は紙切れの番号に電話をした。
「ちょっといいですかね、マッサージを受けたいのじゃが、どうぇっどうぇっどどどどうぇっ」
「刹那的なマッサージですか?古典的?」
「そうですねえ。じゃあ古典的で、へっへー」
「ほいほーい」
と、ヘルシー志向のリフレ屋はひとりごちた。
気に入った一つの服ばかりを着てしまうリフレ屋は自信たっぷりなエルヴィス・プレスリー公爵の間借りしている家に行った。
そして金に関してはとてもがっちりした性格のエルヴィス・プレスリー大臣にセルライト鍼灸、フェイシャルマッサージ、ストーンスパのデラックスコースを施した。
「おめえさまのカラダの強張りの深さは、ひじょうに深いわん、どうぇっどうぇっどどどどうぇっ」
と、キュートなリフレ屋は一人ごちた。
「いやーまあそうなりますかねー?まあここんとこずっとひろう気味でござんすからねえ。ぷぷ」
と、いつも笑顔を忘れないエルヴィス・プレスリー会長は絶叫した。
「・・・そのきみの凝りに、時効はあるの?」
と、娘には人に迷惑をかけない人間になって欲しいと思っているリフレ屋は楽しげにわらって怒鳴り散らした。
「さあ、どっすかねー、ぶひーひっひ」
と、遠慮されることが嫌いなエルヴィス・プレスリー大統領はスマイルで曖昧にした。
マッサージをたっぷりととりおこなったために強張りは少しも残らず消失した。
「あ、肉体が強靭になったよーん、ひゃっひゃっひゃ」
自転車を買おうかと迷っているエルヴィス・プレスリーリーダーは嬉しげにそう怒鳴り散らした。
「よかったっちゃ、ふふふ」
と、スマップの中居くんにプロポーズされることを夢みているリフレ屋はいった。
「あのよー、ギャランティはいくらでござんすか?」
と、美容に熱心な女性の心理があまりよく理解できないエルヴィス・プレスリー殿は泣いちゃいそうな感じで独りごちた。巨額の出費を余儀なくされる心配があるという疑心が胸の内を重くした。
「コストは98円やのー」
「は?びっくり価格っすねー、ぶひーひっひ」
と、トイレットペーパーをまた買わなければいけない状態になっているエルヴィス・プレスリー男爵は吃驚して一人ごちた。
「百円で、お釣りがくるだぴょん、あっはっは」
と、太りすぎが原因で解雇されたことがあるリフレ屋は言った。
今日は曇り空で涼しいなあと思っているエルヴィス・プレスリー官房長官は百円を支払い、マネーを2円入手した。
「ではまた肉体が悲鳴を上げたときにはモールス信号を、むふー、むっふっふっふー」
そう絶叫して恋人に殴られたって平気で何とも思わないリフレ屋は狼に変身にワオーンと言った。

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