ガラス戸

村上春樹大先生の小説で、ガラス戸、という言葉が出てきた。
これはべらんだに通じる戸のことであるようだ。
そしてその戸は確かにガラスでできている。
そうか、あれはガラス戸だったのか。
と私は思った。
村上春樹先生が選んだ言葉はもう絶対である。
完全に正しい表現に違いない。
私はあのガラス戸を窓とか、ドアとか呼んだのだけど、まさに言葉の使い方がつたなかった。
たしか村上先生は早稲田大学かどこかで文学を学ばれたと思う。
だからこのように正しい言葉を使うことができるかもしれない。
大学で熱心に勉強をした結果、正しい文章が書けるようになったのだろう。
私は本をよんだりなどはよくするのだけど、きちんと専門的に文学を学んだりとかした経験はないので、だから正しい文章が書けないに違いないし、ことあるごとに、名称について、頭を悩ませることになる。
たとえば角ハンガー。
あれって角ハンガーっていうんだ。
と、こないだ初めて知った。
そんなように名称の知らないものって、まだまだ星の数ほどあるに違いない。
正しい文章を書くということは、簡単なことではないばかりか、非常に難しいことであり、それは私にはできないことなのかもしれない、と思わせるほどに難しいことなのである。

出張マッサージ 文京区