実は強い

私の仕事はショッカーであり、その使命は仮面ライダーを倒すことだ。
我々の仕事でライダーと戦うことの次に多い仕事はライダーの知り合いを誘拐することである。
それをして、ライダーをおびき寄せ、戦いを有利に進めようと意図している。
誘拐などの場合、対象となる相手はライダーではない。
普通の人間である。
だからその場合だとショッカーは実は強いのだということを色々な人に見せ付けることができる。
こないだもライダーの知り合いの女の子を誘拐してライダーをおびき寄せたのだけど、
その女の子とタイマン勝負をしたときは、私は見事に勝利した。
そして肩にかついで女の子を運んだ、というわけだ。
つまりショッカーというものは普通の女の子よりは確実に強いのだ、ということは、言っても間違いではないと思う。
相手が男の子であった場合、小学生であれば我々の方が強いだろう。
中学三年生くらいだった場合、話は微妙になる。
そこらへんの年代の男の子は凶暴な奴が結構多いので、あまり関わらないという選択肢が一番賢いだろうと思われる。

ただ私どもも、もう大人だし、毎日戦って根性もあるので、不良中学生くらい、本気で倒そうと思えば倒すことができる。
なんせ私どもな完全なる大人なのだし、背も私どもの方が高く、体重もあり、筋肉もある。
相撲とか腕相撲とか柔道とかしたら絶対に勝てるはずだ。
中学生には。
ただ私どもの子供には中学生くらいの年代が多くて、われわれ親はとても手を焼いている。
私どもの子供はなぜかみな凶暴で、凄まじい剣幕ではむかってこられたら、さすがの私どもでも「ごめんなさい」と言いそうになる。でもなるべくそんなことを言っては駄目だ。
毅然とした態度で、親の威厳を保ちたい。
私どもは心の底からそんな風に思っているのだ。

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