ボクシング

私の仕事はショッカーであり、その使命は仮面ライダーを倒すことだ。
仕事柄、私は喧嘩の腕前を継続的に向上させなければいけない。
そのためボクシングジムとかにも通っている。
そしてパンチを鍛えている。
試合とかにもたまに出る。
事務の会長が「あんたプロテスト受けてみんかね」とかたまに言ってくる。
ただプロになるとヘッドギアをつけないので、ちょっと抵抗がある。
私としてはあまりケガとかはしたくない。
ケガとかしてしまうと病院代とかかかってしまうので、金がもったいないのだ。
仕事で仮面ライダーからケガさせられたりしたときは労災が降りるので、お金の心配はいらないのだけど。

基本的に私はケガとか病気をしたくない。
病院にいきたくないのだ。
だからなるべく危ないことはしたくない。
それなのにこんな仕事を選んでしまって本当にそれでよかったのだろうか。
まあ人に誇れる仕事とはいいにくい。
女にモテる仕事でもない。
まあショッカーたちが合コンにいく場合は格闘家です、とかボクサーです、とか用心棒です、とかいかにも女にモテそうな職業であると伝える。
酷いやつになると弁護士ですとか、医者ですとか、政治家ですとか、すぐにばれる嘘をつくやつもいる。
でもそういう奴に限って合コンでのお持ち帰り率は極めて高いので世の中というものは本当に理不尽にできているものである。

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