ファイナルファンタジアン

家賃58000円のアパート

今日、家賃58000円のアパートについて、不動産屋に出向いて、説明を聞いて、現地でじっくり確認した。
2DKである。
木造アパートであるので、騒音が心配だ。
今のアパートが49000円であるので、こちらの物件はプラス9000円、ということになる。
家賃自体は55000円なのだけど、共益費とかいうようなもので、プラス3000円になるのだ。
この物件、木造なので騒音に関して心配なのだけど、思い切って、こっちに移ってしまうのも、悪い選択ではないような気がしないでもない。
今住んでいるところは木造アパートで、新しく入っていた下の階の入居者の騒音に悩まされている。
貸主にハガキで苦情の連絡を何度かしたのだけど、今のところ改善は見込めない。
そのため、引っ越しを検討している。
今はわりと借り手市場なようで、良さげな物件は少なくなさそうだ。
ここ一週間ほどは、あっちこっちを歩いて、アパートやマンションを物色した。
それでも今は、基本的に借金生活であるので、できれば引っ越しなどという出費は避けた方が良い。
そういった難しい状況に今直面中である。

空き巣狙いの不審者ではありません

最近は朝、散歩に出かけ、マンションやアパートをジロジロと物色しながら歩いている。
ベランダや玄関、郵便ポスト、自転車置き場などをじっくり眺める。
入居者募集、の貼り紙が貼られているかどうかをチェックして、どの部屋が空室になっているのかを、ベランダを眺めて把握しようとする。
そう、私はアパートの引っ越しを考えているだけの善良な市民である。
だがしかし、マンションから出てくる人々は私を不審げに眺める。
私はウインドウブレイカーの上下で、丸刈り頭、そして山のような大巨人である。
「ふんがー」というのが口癖だ。
目つきは鋭く、英国のスパイのような雰囲気の持ち主だ。
挙動は不審で、いつも何かに怯えているような態度で、命を狙われ逃げ回っている抜け忍のような様子である。
警察が来たら身を隠し、人に出くわすとすぐに立ち去る。
あたりの様子を伺いながら、影から影へと移動する。
まあそんな私であるのだけど、そう、そんな大巨人な私であるのだけど、実は単に、引っ越し先を物色している、ただそれだけのことなのだ。
今のアパートが騒音問題があるので、他のマンションに移り住みたい、そのように考えている。
私はそんなような只の大巨人なのだ。

新宿でリフレ