今日は散歩をしない

いつもこの時間帯は、外をほっつき歩くのがつねであるが、今日はそうはせず、家にいつづけることにする。
その大きな理由の一つは、今、もうすでに酒を飲んでいるということである。
酒を飲んで酔っ払って外をほっつきあるくということは、あまりよいことではない。
酒を飲み、酩酊したのであれば、家で静かにその酩酊をかみしめておけばよいのである。
それが本来の人の道、理性ある人間のあるべき姿、理想像、ヒーロー的な振る舞い、ということである。
さて、何はともあれ今日おもったのは、やっぱあれだね、じゃんじゃん引っ越し、ぶっこむかい、というようなことである。
金に余裕ができたらどんどん引っ越しをしようと思うのだけど、まあなかなか金に余裕なんてものは、できはしないものであるのかも知れない。
いかんせん、資金不足である。
本当はもっと外をほっつきあるいたりしたいわけだけど、そんなことをすると、金がいくらあってもたりませんねえということになってしまい、結局のところ、近所をぶらぶらほっつきあるくくらいしか、とるべき行動がないのである。
とかなんとかいっているうちにどうなのだろうか、そこそこ風呂のお湯もたまってきたのだろうか。
いつも、食事をしている間に、風呂をいれっぱなしにしておいて、そして食事が終わったくらいのタイミングで見にいくと、結構あれだ、たまっている、そう、もう充分にたまっていますね、もういいですよ、これ以上たまらなくても、と言えるような状態になってくれるものなのである。
だから今日もまた、そろそろそんな感じになっているのかも知れない。

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