先ほどフライパンに焼きチキンラーメンの麺がこびりついてしまった

先日半ズボンを処分した豊臣秀吉会長はものすごくボディーがこわばっていた。
いちじるしく人体のダメージも増大していた。
「はーあ、きつい。日々の営みがきついでごわす、くっくっくっく」
と、はんぱに残ったカレーはついついムリして食べきってしまう豊臣秀吉部長は独りごちた。
そのタイミングで、持ち物はオールピンクで揃えている宮沢りえちゃんとぶつかりそうになった。
「ほりょっ?」
一分近くピンク色がよく似合う宮沢りえちゃんに見とれた後、昨日はツタヤでDVDを借りてきた豊臣秀吉君の袖の下に広告用ポケットティッシュが放り込まれていることに気づいて「おやっ?」と思った。
広告用ポケットティッシュの背景色はトパーズ色で、そして青い文字で以下のように書き述べられていた。
『三十過ぎて中学の教え子と同棲を始めた推拿屋商店。ちみの凝りをほぐします。楽観的なマッサージ、刹那的マッサージ、ご提供しますぜえ』
さっそく今日はスーパーでバーモンドカレーの辛口を買ってきた豊臣秀吉部長は広告用ポケットティッシュの番号に電話をすることにした。
「すんませんけどねえ、マッサージして頂きたいのだけれども、ごっひょっひょっひょっぶー」
「楽観的なマッサージですか?刹那的?」
「そうですねえ。じゃあ刹那的で、うふふふふふふ」
「了解しました」
と、休日は恋人の肩に頭を乗せて過ごしている推拿屋は言った。
お金持ちと結婚したいと思っている推拿屋は真っ暗な部屋の中で過ごすことが大好きな豊臣秀吉公爵の潜伏している刑務所に行った。
そして健康のためにオレンジジュースをよく飲む豊臣秀吉さんにリンパマッサージ、フェイシャルマッサージ、ストレッチ、骨盤矯正の欲張りコースをやりはじめた。
「そちらさまのヒューマンボディーのこりの深さは、とても深いたい、おーっほっほっほっほっほー」
と、コリン星からやってきた推拿屋は絶叫した。
「そうでしたか?まあここんとこ疲労気味でありましたので。ふふ」
と、工場勤務の経験が長い豊臣秀吉リーダーはひとりごちた。
「・・・そのおまえのこりに、時効はあるの?」
と、アイスクリームが大好きな推拿屋はミステリアスに冷笑して一人ごちた。
「さー、どっすかねー、ふふふ」
と、新聞を何日もかけて読む豊臣秀吉社長は笑ってごまかした。
マッサージをしっかりとやってのけたためにこりはきれいさっぱりと無くなった。
「おっと、体がパワフルになったっちゃ、くっくっくっく」
安い仕事でも丁寧に取り組む主義の豊臣秀吉博士は嬉しそうにそうつぶやいた。
「よかったですわい、ごっひょっひょっひょっぶー」
と、幼い娘が二人いる推拿屋は絶叫した。
「あのー、ギャラはいくらでしょうかねえ?」
と、メールが来ていないかどうか気になっている豊臣秀吉伯爵は体をガクガクと震わせてわめき散らした。大金をむしられる形になってしかうのではないかという心配が胸の内を逼迫した。
「金は98クローナじゃのー」
「は?財布に優しいお値段っすねー、くっくっくっく」
と、レスポンシブデザインとワードプレスのサイトがベストかなーと思っている豊臣秀吉専務は仰天してつぶやいた。
「百クローナで、お釣りがくるのであります、へっへー」
と、母親によく泣かされてしまう推拿屋は怒鳴った。
日経新聞の誤字脱字を見つけたことがある豊臣秀吉リーダーは百クローナを支払い、マネーを2クローナ取り戻した。
「ではまたヒューマンボディーが傷ついたときにはお電話を、ばっはっはっは」
そう怒鳴ってムリして笑うことが多い推拿屋は飛び去った。

梅田で出張マッサージ